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肉フェス二日で約300万円——Bistro knocks との出店設計。
Bistro knocks(株式会社DELIENTZ)の代表から相談をいただいたのは、地域の大型肉フェスへの出店が決まったタイミングだった。店舗の通常運営と並行して二日間を回しきれるか、不安が残る、という内容だった。
「出すかどうか」より、「どう出すか」
出店の意思決定は既に終わっていた。論点は、利益を残せる体制で当日を迎えられるか、だった。
二日間、想定客数、必要食数、調理工程、提供までの導線。手元にあった概算を、私の側で一度すべて分解して並べ直した。出てきたのは、シンプルな問いだった。
「店舗営業を維持したまま、出店現場を回せる人員配置になっているか」
答えは、なっていなかった。そこから設計が始まった。
設計の三本柱
- 仕込みの分散 — 店舗厨房と現地キッチンの工程を時間軸で分け、ピーク時に同時稼働しないように設計
- ポジション固定 — 当日入る各スタッフの担当を「店舗 / 現地」「ホット / コールド / 提供」で固定し、判断点を減らす
- レイアウトの読み合わせ — 客動線・調理動線・補充動線が交差しない配置を、現地下見で図面に落とす
結果
二日間の売上は約300万円。返金・大きなクレームなし。代表からは「うちのスタッフだけでは絶対この設計にならなかった」という言葉をいただいた。
イベント単発の数字としてはもちろん大きいが、本当に意味があったのは、その後の通常営業に「設計図を引く」習慣が残ったことだ。
伴走の射程
新規出店、新メニュー導入、店舗リニューアル。経営者の手元には、いつも「やるかどうか」の判断と「どう実行するか」の設計が同居している。後者を一緒に引き受ける誰かがいるだけで、判断の精度は変わる。
それが、伴走の射程だと思っている。